睦月



1giorno

明けましておめでとうございます。
1年の詣は元旦にあり
さて、今年は何をしてビックリさせようか???

今年も宜しく御願い致します。


2giorno

先月の新しいモデルです

ランボルギーニの軍用オフロードプロトタイプ。
名前はチータといいます、草原を疾走するイメージなのでしょう。

私の友人のリクエストに答え制作した、アルファ2台は
P2タルガフローリオと8C2900B zagatoでした。

今月は調子に乗ってアルファをもう一台予定してます。
もう出来てるじゃないかと・・・・「秘蔵コレクション」これをリニューアルします。



Alfa Romeo Taxicab 1976 New York Modern Art Museum,prototype

ニューヨークの近代美術館が主催した新しいタクシーキャブを模索するための
イベェント"The Taxi Project"への参加作品。
アルファロメオが出品し、デザイン担当はGiugiaroです。


3giorno
世界に1台だけの孤高の存在。ランボルギーニ・ソニア。
クンタッシュのパワートレーンを流用しながらも何にも似ない
個性溢れるデザインは、日本人デザイナー山崎亮志のもの。
夢を実現した男、山崎氏に敬意を表し
私がこのスケールモデルを1/43にて製作しようと思っている。
彼にはどう映るのか興味津々である。


4giorno
昨年、唯一やり残した製作を本日終了。
知人からの依頼のラジコンボディ、やる気になるまで、ほったらかし・・・・・・・・。
やれば2日間のスピード製作でした。


5giorno

イタリア・ブリアンツァからブガッティ・シロンが発売されました。
EB110以降のコレクションには欠かせません。


戦前のアルファにホの字の方へ・・。tipo12Cとtipo512です。

tipo12CはV型12気筒4000ccで両側から6in1のストレート排気で
370馬力290km/hのトップスピードをたたき出します。実車は6台製作。

tipo512は12気筒1500ccで335馬力
1940年の製作されたフォーミュラー・グランプリ用シングルシーターのプロトタイプです。


良い子のための工作教室

アルファ・タクシーです。図面にあわせ43スケールに縮小して工作用紙からマスターを作ります。


6giorno
carrozzeria clubの仲間であるジオラマ作家の小泉氏を訪ね今年のテーマの
確認と製作スケジュールのミーティングに平塚に行きました。

今年のクラブテーマは『ライオン』に決定しました。
プジョーのプロトタイプをアフリカのサバンナのジオラマに展示することになりました。
今年は動物のキャストとペイントが大変そうです。
プジョーのプロトタイプはすでに20台前後あります、後5台は増えそうですね。

工房にはすでにベースが準備されていて起伏もすでにできてました。
とりあえず、モデルの数とジオラマ広さのバランスをみて確認し合い、動物の種類と頭数を決定しました。


既に氏の作業台にはベースが出来あがってます。
サイズは120cmX120cmで昨年の闘牛場と同じ。

バッファローをアフリカ水牛に
ヘラジカをガゼルに
ラマをダチョウに
キリン、ゾウ、サイ、ハゲタカ、マサイの人
私のクローン技術は何処まで通用するか?


発泡板と石膏の上に展示、雪の上ではありません。

動物とアフリカの資料も揃いました。

アフリカで良く見る幹の太い木『バオバブ』

8giorno
ケミカルウッドをモデラで48時間かけてようやく削りあがりました。
凄い仕事をしてくれます・・。
Lamborghini SOGNA


9giorno
AlfaRomeo Tipo512の製作に入ります。


1/43スケールにした図面をカーボン紙で
1mm厚のプラバンにトレースします。

上からのトレース済みのプラバン。
ホイールベースとセンターラインは印をつけます。
これが基準になります。

サイドのラインを同じようにトレースします。

真中の2本のラインは上面のプラバンの厚みです。

切り出したプラバンです。
鋏でアバウトに切り出します。

センターラインとホイールベースを基準に
接着します、念の為に補強もします。

下側も忘れずに・・。

木工パテを付け足します、この時にこのプラバンが
ガイドになります造形しやすくする為のガイド
と思ってください。一度乾燥させます。


AlfaRomeo TAXI
マスターモデルの製作を開始しましたよ。
今回はモデラでもなく、クレイ「粘土」でもなく、工作用紙から・・・・・。
形がジュジャーロ独特のボクシーなスタイルの為にこれに決めました。
こんな素材で果たして出きるのでしょうか?
自信はありますので黙って見てなさい!?!?!?!


実車の資料から図面を1/43スケールに落とし、
数枚コピーしておきます。

側面は片側の図面のみでOKです。
反対側は裏からトレースすれば良いわけです。

骨格となる型紙が出来あがりました。

紙用瞬着でリブ状に接着します。

工作用紙を使うのはゲージにもなるので、
対象を取るのが楽ちんです。

ルーフを取りつけると3面がしっかりします。
だんだんと形になってくるのが嬉しい気分。

フロントとリヤは現物合わせで切り出します。
左右の歪みはきっちり取りましょう。

シリコンが廻り込まないように下面も貼りつけ。

最初にコピーしておいた図面を
窓枠とホイールハウスを切りぬき貼りつけます。

tipo512の下面を木工パテで作ります。
またまた、乾燥器へ直行・・・

10giorno



ボディの起伏を作りこみます、鉛筆でグリルや
コクピットを書きこみバランスを見ます。

シリコン型の枠を製作します、
工作用紙は表面にざらつきがある為に
硬化後抜き難いので離型剤を吹きつけます。

山椒魚のような形してますね、
これもシリコンに漬けます。

シリコンを流しているところ、流しながらの撮影!

飼育箱の中の行儀の良い山椒魚。!?!?!?

クローンの山椒魚「2匹めのドジョウ」ともいいます。

カミ箱タクシーがレジン・タクシーに変りました。

窓を切りぬいて貼りつけたのはこう云う事です。
おわかり・・・・・????

11giorno
今日は大学ラグビー日本一を観戦しながら、
AlfaRomeo Tipo 512の製作。


細身のパターン入りレジンタイヤです。

大径ドラムブレーキもアルミから。

エッチングのホイールがそそります。

ボディのディテールの作りこみです。

楊枝の頭より小さい特注彫刻刀「5厘」で
フロントグリルを彫る・・・・神業???

こちらのスリットは極小デザインナイフと
平刀「3厘」で掬い取ります。一発勝負・・・

ボディ裏側とインテリアパーツも出来あがり。

12giorno

AlfaRomeo tipo512のマスターが完成しました。
AlfaRomeo RZ trofeoに取掛かりました。


マスターモデルの仮組み

アルファレッドを想像してください。

カッチョエエネ

デレッ

前後のホイールのバランスが最高に決まりました。

パーツ構成はこんな感じです。

13giorno
AlfaRomeo RZ trofeoが始まりました。


資料とにらめっこして、一度頭の中デ
一通りの作業をします。

ノーマルのRZとTrofeo の違い。
シングルシートでした。

ロールバーは安全の為にアルミ棒から・・。
シートはスパルコ、ステアリングはパーソナルに
変更。

ロールバーの当たりを確認し仮組みします。

もう出来ちゃったぁ・・・早い

ホイールが難問、スプリント43のホイールから
改造します。

ジャンクパーツの星型インナーパーツから
製作します。

スプリント43のホイールはリムが光って○。
3ピース用のリベットエッチングも雰囲気よし。

パテの硬化した後に削って穴あけします。

こんなんなりました。

14giorno
プロバンスのAlfaRomeo SZの製作です。


スプリント43のスペシャルホイールです。

左がプロバンス付属のインナーがレジンのもの。
右がエッチング製の贅沢ホイール。

アルミのホイールが一回り大きいため
同じタイヤを装着するとこれだけ大きくなります。

全て修正したパーツ、さあ組み立てよう。

スプリント43のスペシャルパーツです。
ホイールクリアランスがピッタシですね。

付属パーツのホイールは明らかにでかい。
オーナーであればなおさら気になります。

上が修正後のサイドミラー、
下は付属パーツの形、こんなカタチしてません。
ザガートデザインを理解してない、プロバンス・・・。

左からスペシャルF,付属Fホイール、スペシャルR、
付属Rホイールです。
この様に比べると違いがわかりますね。

15giorno

AlfaRomeo ZETA-6
アルフェッタGTV-6をベースにザガートが提案したショー・カーです。
魔法を使いここまで一気に出来あがり。


16giorno

Maserati 150Sをフルスクラッチで製作します。

昨年のマセラティ・デイで実車を見てきました。

当日スケールでたくさんの寸法をチェックしてきました。


それを43スケールに落として方眼紙に記したものがこれです。

さてこの作り方は、自分を信じて製作する究極の方法だと思います。
今後お楽しみに・・・。


17giorno
今月のマスターモデルのシリコン型の制作にはいりました。
方眼紙にて枠を作ります。


Alfa tipo512のパーツ構成はこれだけ、
P-2targaflorioのタイヤをリヤに使用します。

Alfa RZ trofeoはスプリント43製ホイールを使用。
よってパーツ点数はこれだけです。

Alfa ZETA-6はこのパーツ点数になります。

粘土埋めをやってる・やってる・・・・。

AlfaRomeo ZETA-6

AlfaRomeo tipo512

AlfaRomeo RZ trofeo

Ferrari FZ-93


シリコンに硬化剤を入れね良く攪拌してから真空脱泡します。乾燥器に入れて3時間後に裏側の工程に移ります。


18giorno
シリコンの日


枠に入れ硬化したシリコンの中のマスターモデル。

枠を取り外し裏側の粘土を掻き取ります。

今度は、裏側を上にして枠を組みます。
裏側のシリコンの準備です。

休憩中にはエスプレッソを一飲み・・・。
幸福のひと時・・。この泡が大切です。

ZETA-6の型です。

こちらはFZ-93。

Alfa RZtrofeoです。

Alfa yipo512です。
ゴムタイヤを透明シリコンで型取りすると
硬化不良を起こしますので、縮合タイプのシリコン
でキャストします。

マスターパーツをはずしたものです。
tipo512

RZ trofeo

ZETA-6

FZ-93

今月のマスターモデルの型は終了しました。
明日からはレジン樹脂のキャストに入ります。


19giorno


1セット目のキャスト風景

2セット目のキャスト

これだけのキャストが出来ました。

インジケーターが新しいので、密閉が良いので
脱泡がしやすく作業が早い。

パーツの区分けが大変。

20giorno
今年初めての物欲品


本日、都内某所にてモデル関係の仲間との親睦会がありました。
何の親睦会かといいますと物欲なくして、人生とはなんぞや・・・?

治療法のないこの病気、どのようにして付き合っていくか。

そういう私も相当、進行しているようで
もはや治療の道すら閉ざされているようです。

代官山の某大使館うらのベトナム料理店 Yサイゴンにて


ベトナム風海藻サラダと春巻きです。
ナンプラーにつけて食べます。

レモングラスの風味のバイ貝、10個は食べたかな!

ベトナム風お好み焼き。

私の大好きなパイナップル・チャーハン。

最後はお約束のベトナムコーヒーでした。
奥に見えますのが物欲大魔神の手でございます。

21giorno
ザガートからこんなドライビングシューズが出ていました。
SZのオーナーはお約束品、さて物欲しましょう。

AUTOMOTIVE INSPIRATION
Inspired by same philosophy that has seen Zagato actively engaged in motorsports for over 70 years.
Functional and comfortable, the Driving Shoes can be worn anywhere and have been anatomically designed for supereme comfort.

DESIGN
Simple,stylish form and exquisite,innovative materials of the highest quality go into making this shoe an extremely original item of apparel.

TECHNIQUE
Superb flexibility is assured by a natural rubber sole divided into two sections,connected by a special, patented bridge.


SCARPE DA GUIDA MA NON SOLO
Nate dall'esperienza di Zagato che da piu di 70 anni progetta e costruisce automobili sportive.
Funzionali e comode,anatomicamente studiate per tutte le situazioni.

DESIGN
Linee pulite,essenziali ed innovative materiali qualitativamunte elevati,dettagli che ne esaltano l'originalita.

TECNICA
La suola in gomma naturale,realizzata in due parti separate collegate fra loro da un ponte flessibile,assicura la necessaria elasticita.
Questa particolare progettazione e stata brevettata da Zagato per le sue Driving Shoes


バリ取りが終了しました。

ペーパーも軽く掛けました。

小パーツが大変です。

あーチカチカするので休憩します。

22giorno
サフェーサー塗装の一日でした。


パーツごとに分類して作業をします。

ウレタン系塗料の容器です

ホイール&シート類は先に本塗装まで済ませます。

シート・ハンドル・ミラーを乾燥中

40台を塗りますが、分けて作業します。

1セット目の塗装終了

2セット目

インテリアパーツは色を入れました。

ホイールも色入れが終わりました。

シャーシはこちら、乾燥器の中です。

23giorno
降雪のため作業中断


24giorno


tipo512の塗装完了
えびではありません。

ES-30 SZです、実車と同じ2コートのレッド
逆光でちゃんとピンクに輝きますよ。

8C2900B ZAGATOです、真っ黒

ホイールをセットしました。

内装もほら・・・。

うじゃうじゃしてます。

25giorno


イエロー系のモデルは発色をよくするため
下地にクリーム色を塗ります。

赤系の車が乾燥終了、
マスキングにはいります。

黒は埃に注意します。艶も塗り方で左右します。

これからザガートイエローを・・。

乾燥器へ・・。

イエローとオレンジが入りました、
乾燥後にマスキングします。

オレンジ系の塗料です、ブレンドして色を作ります。

イエロー系です、車種によって変えています。
とてもデリケートです、神経使う色ですね。

ナバホのシルバーです。
複雑な造形は塗装がすごく困難です。
直接シルバーを吹くとざらざらになります。
クリヤーを吹いてから行なうと調子いいです。

アストン・グリーンに吹きました。

乾燥終了

乾燥中です

26giorno
全てのマスキングをしますが、気分転換に河口湖の隠れ家で行ないます。


西湖畔の自然公園内の氷像

樹氷と富士山

愛称モンスターと呼ばれている氷像です。

マイナス10度の外気温、蒔ストーブで中はポカポカです。

隠れ家です。

こんな環境でモデル製作は幸せです。

ご近所のカレー屋さんの野菜カレーです。
野菜がサクサクでおいしいぞ

マスキング終了

27giorno

工房に戻り組み立て作業に入りました。


二色めの塗装です。

RZがいい感じですね。

これから巣立つモデルたち。

チータの幌を塗装。

パーツも全て準備完了しました。

塗装工程が終了しました。
これから組み立ての作業に入ります。



28giorno
窓製作のバキュームと車種ごとの組み立てです。


RZの窓です。とてもきれいな透明パーツになります。

電気コンロの足を立ててそこに塩ビを取り付けた
枠を置きます。
0.3mm厚は600Wで9秒が一番良い感じです。
8秒は硬く細部まで延びず、
10秒だと柔らかく厚さが均一になりませんでした。

レンズとデカールをつけて完成。

こちらも明日台に取り付けて終了。

29giorno

完成しました。明日もまた納期限、月末は忙しい。


30giorno


ボディにとりつけ調整します。

インテリアはこれだけです。

いい感じに仕上がりました。

RZtrofeoのロールバーはボディとの干渉を見て取り付け。

ゴールまであと少しです。

干渉しないか確認中。

ロールバーに色が入りました。

OZの3ピース・ホイールです。

とりあえず一台完成しました。

こちらもいつの間に・・・・。

あれっ、これも出来てる。

31giorno
組み立て中です。


窓を切り出します

取り付け

カラーの窓パーツ

スモークパーツの接着

ルーフ・シュノーケルを取り付け

透明パーツの接着