キャストに関する情報は中々見つかりませんネ
結果から申しますと失敗しながら覚えるしかありません。
ここには我流の方法を掲載しましたので、ご自分の発想で色々とトライアルしてみてくらさい!!!

シリコンには縮合タイプと付加タイプの2種類があります。
今回はデリケートな付加タイプ(10:1)のシリコンのお話です。


信越シリコーンのKE-1314
シリコンの中にオイルが混入されています
レジンの高温にも耐え、多くのキャストが可能
コスト・パフォーマンスにすぐれてます

ポリの容器です、小さいのは硬化剤用
10対1は確実に


攪拌用のへらです、攪拌の際には容器の内角も
よく混ぜあわせるために注意が必要です
ダイソーなどで揃います

デリケートな付加タイプは粘土内の硫黄成分に
反応して硬化不良をします
沢山の粘土を試しましたがこれが安全です。
手芸店ユザワヤのみ入手可能(\210-)

枠作りに必要なものです

2面取りの際、シリコン同士の離型に使います
スプレー式のため便利。
乾燥してから2面目の注型をします


真空デジケーター
この容器の中で真空にして気泡を取り除きます


厚さ20ミリのアクリル製
メーターが振り切る時にはこの厚い蓋が凹みます

負圧に耐えるために肉厚はこの通り
留めバンドがないのは膨らまないから・・・

油回転ポンプと100ボルトのモーターです
プーリーの比率で回転速度を調整しています。

予備脱泡
攪拌したシリコンは中に極小の空気が入ります
それをおおよそ取り除く作業です
一気に泡が吹き出すので、数回大気圧に戻して泡の吹きこぼれを防ぎます。


泡が吹きこぼれない様にPPテープで筒状に高くします
このときはケースを立ててます

こんなに上まで吹き上がります
何回かで泡がとれ安定したら予備脱泡は完了

ゲージの針はここまで触れます
マイナス10トールの負圧は
車のタイヤは2.5
レース用自転車のチューブラータイヤは8
それのマイナス10でわかります?



準備が出来ました

スイッチ・オン・・・・アワアワ・・・・
吹きこぼしに注意しながら空気を抜きます

付加シリコンの硬化は熱で促進します。
縮合は硬化剤の増量です。
ここが一番の違いです
乾燥器で2時間で硬化します

2面目は離型剤をスプレー数分で乾燥します
縮合のシリコンには使えません

小量のシリコンは的確に計量しましよう
間違えると硬化不良の原因になります

予備脱泡の仕度です

容器に入れて蓋を閉めロックします

泡が上がります

量が少ないと泡も少ないので作業時間は短い

2面目に泡を立てないように

予備脱泡で空気が抜けてます
あまり吹きあがりません

繰り返す事10分、そろそろ抜ききりました

シリコンは粘度が高いので大気圧に戻しても
すぐには平面になりません
若干の泡は2時間の加熱硬化でなくなります

2時間後にはこの通り
PPテープを取り除きます

剥がしました、ペロッとはがれます
引っ張り強度が縮合の10倍はあります
逆テーパーの形でもOKです

参考になりました・・・・?