4月製作日誌


年度末も終わり、気持ちも新たに製作です
今月の目標は、生活リズムの安定化!!
グリニッジ世界標準時で生活していたものを、明石日本標準時の生活に戻します。
今月は常識的な労働時間帯に何台完成品を作れるか?
月末に集計して、自分の時給と日当を把握しようと云う企画。

1日 作業時間8h
AM:型枠を工作用紙で作成しシリコン注入の準備をします


PM:シリコンを注入して乾燥器に入れ硬化させます。
約3時間で完全硬化します。

車種は348Z&500zanzara&JaramaSVRです。


2日 8h
両面がシリコンに囲まれた、枠内のマスター型
この状態だと中が確認できますが、
レジンを注型していくと、硬化熱で白く焼けてしまいます。



am:PPテープを巻いてキャストの準備をします。


pm:午後からはレジンのキャスト、有毒マスクを装着して夕方までキャスティング。このマスクは花粉症にも効きますが、
外観が円柱カートリッジが付いている物々しいマスクです。
普段生活には使用が気が引けます
配達に来た人が時々、この姿を見ると、後づさりします。
明日もこの作業です、72台分をキャストします。


3日
am ここまでのキャスティング状況&昼休み途中現場


pm
シリコンの開き「休憩中」と3時までに抜き終わったキット状態

2日間で59台をキャスト、あと13台で終了


4日 8h
1980トリノショーで発表したフィアット・パンダ4X4ストリップと
1977ジュネーブショーで発表したランボルギーニ・チータです
共にイタリアのメーカーでオフロードモデルのプロトタイプ、
来月の製作予定車種です

↑生産車であるパンダ45とLM002のプロダクションモデルのキットから改造します、
イタリアで一番大きな自動車会社の小さな車とスーパースポーツメーカーの作った超弩級オフロード車です。

公約どうりにキャスティング終了、三日で早いのか、遅いのか?
如何なものでしょうか?明日からはバリ取り・穴埋めです。


5日 8h
29台のバリ取りと穴埋め及び小物パーツ類の塗装準備。
8時間で約30台の下準備が出来ました。
残りの台数を消化するには、1日半必要。

明日は、長野に出かけます。
ARKさんというモデルショップの主催するモデル展示会に行って来ます。
テーマはアルファロメオ。再燃するのがチト怖い。後日レポートします。



6日

長野県長野市のクラフト・サロン・ARKさん主催のモデル交流会にいってきました。
今回のテーマである、アルファロメオをそれぞれに持ちより、
モデリング談議に時間を忘れる、充実した1日でした。
この後、蕎麦居酒屋さんで旬の地元料理に舌鼓を打ち、名物更科蕎麦を食べ解散となりました。
次回のテーマはドイツだそうです、8月に開催予定・・・!
楽しみが1つ増えました。



長野に持ち込んだALFAのF-1とtipo33合計55台
タルガフローリオ出場のTipo33は全車種エントリー・・・!!


8&9日 16h
全ての下地処理が終わりました
明日から小パーツの塗装とボディのサフェーサーの工程に入ります。

これだけ沢山作るのは今回はじめて、
スケジュールと段取りを考え効率良くしていかないと、月末パニックに落ちます。
考えた末、新しいモデル「ハラマSVRとZANZARA」は優先して製作しようと思います。
ボディカラーを塗装するまでは全て同時作業をしてから、
その後は車種別に組立に入るのがベストと考えました。
果たして出来あがるでしょうか・・・・・・


10日 8h
車種別に分別していたパーツを今日から塗装工程に入ったので、
色分にしてからそれぞれの塗装工程に入ります、
皆さんそれぞれに下地処理をされていると思います。
シンナー、ハイター、脱脂剤etc
最近考えたのは、サンドブラストです。
キャスティング工程から管理をしているため要所によってはペーパーがけをして下地を作るより、
サンドブラストの方が均一に下地が作れます、しかも早い。
吹きつける圧力と砂の粗さを調整して下地を整えます。
といってもこれは一般論ではありません。
プロクソンから簡易ブラストが発売されていますので、
半田の下処理や塗装前にはいい武器になります。
是非、御験しを・・・。


11日 8h

ウエリーズ・プレグンタはここまで来ました。あと少し・・。



午前の部
細かいパーツの塗装。
シルバー

午後の部
インテリア関係を塗装。
フラットブラック

各パーツを分類してから取りつけられる物は接着しました。
シート等は既についてます。上にあるボディは明日、全てサフェーサーを吹きます。
一応、スケジュールどうりに運んでいます。

12日 8h


午前の部
サイドミラーやウィングのサフ吹き

午後の部
ボディを脱脂後にサフ吹き

夕日が沈む頃には72台ボディに全てサフェーサーがのりました。
レジンの地肌の時に発見できなかった気泡等をチェックします。
この気泡を埋めるには溶いたウレタンサフェで行いますが、染料を少し入れます。
色の違いで修正箇所がわかりやすくなり、その後のペーパー掛け等に役立ちます。

13日

ニューモデルのFIAT 500 ザンザーラとLamborghini ハラマ-SVR-を一台づつ製作します。
ご覧のようにZANZARAには2色あります。
オレンジ色はスパダ氏が最初に作った1st protoの一台目、
アップルグリーンの車は1969年トリノ・ショーに出品した時のもの
です。
明日は【コッパ・デ・小海】という、車のイベントを見に行ってきます。
沢山の小さなイタ車【イタリアの虫】を見てきますので、モデルのネタ探ししてきます。


14日
長野県で行なわれたCOPPA DE COUMIの2日目のスタートを見てきました。
小海リエックスをスタート
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イタリアの虫を沢山採集しました
一番のお気に入りはこちら。是非モデル化したい一台でした。

15日 8h

黄色を塗る前にクリーム色を吹きます。
この時点で見過ごした気泡は完全に埋めます。
細く長い筆でブラシ用塗料をそのまま埋めます。

黄色に塗るCALA&348Z&SVRは全てパーツ類も
塗り終わりました。
明日は赤系の塗装になります

16日 8h

にも色々な種類があります、隠ぺいしにくいもの「
下地に左右される色」には、その色+白で1度薄く
塗装します。するとスジボリ等、面以外の部分も均
一に色がのり、塗装ムラが出にくくなります。
幾ら塗りこんでも、色が決まらない時は、この方法
を試すのもいいでしょう。

オレンジ色を塗装するためにクリーム色を1度塗った
状態です。この後、埃や気泡をチェックした上で
#2000ペーパーでなぞります。
全部かける必要はありません。


17日 8h


今日でソリッド系塗装が終了しました

午後からはメタリック系の塗装、雨後の無風状態。
絶好の塗装日和でした。

明日はマスキングをして2色目をいれます。


18日

この数をマスキング・・・・気が狂ってしまいます。
途方にくれた1日でした。でも頑張る

タイヤ&ホイールが完成しました。


19日

車輪に軸をセット、マスキングも終わり塗装の終了した、手前3箱の28台。


22日
ニュウモデルを一台ずつ完成。


23日
内装の塗装、小パーツ類の接着と全車種のバキュームパーツを制作しました。


24日
昨日制作のバキューム・パーツを貼りつけ、
内装、ロールバー等を取りつけ、シャーシとボディを合体。
残すはエクステリアの細かいパーツの取りつけ。


25日
Lamborghini JARAMAの2種が完成


26日
小パーツとデカールの組み付けを車種ごとにチョット大変な作業です。


27日
今月のモデル製作の仕事は無事終了しました。
きっちりと時間を決め、スケジュールを立て
一つ一つの工程を消化していくと結構作れるものだと、思いました。
当初、打立てた賃金コストも思った以上に効率よく消化でき、自信がつきました。

いよいよ連休の始まり、出かける予定はないので、静岡ホビーショー用展示モデルの製作をします。
↓のモデルを制作します


アレザンのウラッコ・ラリーです。資料には沢山の
仕様があり、迷ってしまいます。
キットではFライトとスポイラ−を変更、リヤも訂正し
て一番インパクトのある仕様に変更します。

謎の多い車"J"の制作はランボ研究家の方の
意見を頂きました。
テスト仕様を制作します、色の謎が説けるのか?
これで、ボブ・ウォレス氏制作の3台が揃います。

フルスクラッチになるので時間的に内装は
省略します。
ベルトーネ制作のワンボックス・カ−
出来あがりが楽しみな一台です。

MRコレクションのミウラ・スパイダーです。
とても綺麗な水色のメタリックです。
ブリュッセル・ショー発表の後、
"Zn75"に名前とボディを換え現在に至る。