FIAT-ABARTH 2000 COUPE SPECIALE

Saline di Ginevra 1969

当時のレースカテゴリー・クループ7のアバルト2000をベースに、新しいクループ6の制限内で
空力学的なスタイリングを追求したクーペ・スペシャル。
ボンネットとウィンドーの傾斜はほぽ真っすぐにつながり、ノーズのリフトをおさえている。
エンジンのカウルはそのままボディシェルを構成する。
グループ6の規定に従って付けられた左右のドアのほか、ルーフ全体が乗り降り用意にしているなど、
各種の新しい趣向を試みたモデルである。


日本に生息する2号車

一号車はこちら

ライト形状が違うぞ・・・・

いろいろと資料を見ているとライトの形状は2種類あるぞ・・・
古いミニカーを元にアウトラインを作ってみよう


お約束の資料はいつも手元に

オークションで入手したボロボロのポリトイ

レジンに置き換え、形状を把握していこう

こんな感じにシルエットの塊を作ります

ボリュームをつけ、少しマッチョです

ここからはいつもの彫刻刀の時間です

鉛筆でラフに線引き

彫刻刀で筋彫り

リューターで削ります

ホイールアーチは暫定

リヤカウルのルーバーを製作

プラ版から樹脂へ

板厚を薄くします

ルーバーの型紙を作り

貼り付け、削り込みます

凹側は少し深めに

形になりました

こちらも完成

ぴったんこぉ

ワイパーブレードの穴は0.5ミリ

ライト形状は1号車タイプに

6灯式なのでパーテーションを

塩ビ版の厚み分、段差をつけましょう

シャシーは3ミリ厚のプラ板

アバルトパターンのエッチングに厚みを

リムに入れてオフセットが変わりました

この時代は13インチでした

1セットのホイールをキャスト

タイヤとの合いを確認

インテリアに入ります

ダッシュ周りをコチョコチョと・・・

アバルトデザインのステアリング

床は3ミリ厚のプラ板

一番大切な

ボディとタイヤのクリアランス

台無しにならないように・・・

シートはこんな感じかな

いろいろと接着

左右の形状が違う

こうなりました。

パーツはこれだけ

仮組して最終チェック

エンジンルームの製作です


アルファの4Cから作ります

デスビやコイルや補器類をとりつけ

サイドドラフトにファンネル付き

治具を作り、半田線でクニュクニュと

エナメル線で縛ります

はいできました

適当にパイピング、アバウトだなぁ

タコ足になったでしょ

排気の位置決め

レジンにします

タイヤカバーetcの取り付け

レジンは曲がらないぞ

適当な所でやめないと、

ごちゃごちゃになってしまいます

フロントの筋彫り変更

サイレンサーを作ります


組み立てに入ります


内装は黒一色、艶を変え質感を

ウレタンサフを吹きます

2時間後には磨いでライトイエローを

その後はアバルト独特のオレンジ赤を

エンジンもアバルトらしく

デフとミッションもペイント

配線もほどほどに

仮組みが楽しいぞ

臓物製作は何年ぶりかしらん・・・・

省略の美学!?!?!?

カルロ・アバルトと

マリオ・コルッチに愛を・・・・

初期型のライトはエフェクトラックで

リヤのウィンドウ周りもブラックアウト

コニーの赤いショックアブソーバーも

窓の製作

ヘッドライトカバー

フロントウィンドウも

見る方向によって変わるガラスをどうしよう

ペールレッドのパールをクリヤーで薄めてから

更にクリヤーをひと吹きすると

こんなに見えたり

こんなに透けるぞ、パールマイカ恐るべし

テールレンズはカッティングシート

ライトカバーも接着

特殊ガラスになりました

アバルトのマーク製作は

拡大コピーをしてから

切り出します・・・PCで加工したのが

このデカールになります